今週のお題「わたしの部屋」
珍しくお題に乗っかりました。
「わたしの部屋」…そういえば結婚してから子どもが産まれて中古住宅を買ってから自分の部屋というものがなくなった。
すべてが共有スペース。1部屋子どもが入れないわたしの仕事部屋があるけど、半分は旦那さんとの共有スペースなので自分の部屋ではない。
もし自分の部屋を作るのなら、古民家を一軒リノベしてアトリエを作りたいなあ。
そう、忘れてたけど古民家をフルリノベして住むのがわたしの夢だった。独身の頃は古民家再生のワークショップに通って土壁作りをやったり敷石をやったり。
ところが原発事故のおかげで、その夢は見事に崩れ去った。古民家は隙間が多すぎて放射性物質が入りまくるのだ。
一緒に古民家再生のワークショップに参加した友人とガイガーカウンターを持って、売りに出された空き家に入って線量を測ってみたらとんでもない数値が出てきて諦めたんだっけ。
友達と「古民家再生したら、カフェやイベントスペース、ギャラリーとかやりたいね」みたいな話で盛り上がってたなあ。
まあ9年前の話だからさすがに線量は下がっているとは思うけど、あくまでセシウムの値だからその他の放射性物質はどうなんだかわからない。
まあ線量の低い地域の古民家だったら大丈夫なのかもしれないが、もう家を買ってしまったんで古民家再生の夢は夢で終わってしまった。
というわけで、古民家のような雰囲気の部屋を目指すぞ。おー!
日本的な古民家の雰囲気じゃなくて、異文化MIX。
現状我が家は台所の天井はコバルトブルー、居間の天井はウィリアムモリス。家具は実家から持ってきた古い家具、自分で作った家具、さらにはイギリスのアンティークまでとかなりバラエティに富んでいる。
日本文化が好きな外国人が作った部屋みたいな感じにしたい。カオスな感じ。
ちょうどアンティークのデスクデューラーも買ったし、なんとなく雰囲気が出てきたかなとは思う。
15年ほど前、アナスイのデザイナーの部屋が雑誌で紹介されてて白黒の完全ゴシックな部屋でずばっと度肝を抜かれたが、そこに日本のコケシがディスプレイされていて妙なバランスのよさに感心した事を思い出した。
なんというか、自分がよい、好きだと思ったものを突き通している感じ。いや突き抜けてるって言うのかな。
すごく自由で楽しそうだし、他と比較しない、わたしはわたし、そういうのが顕著に表れていて気持ちがよかった。
何かをお手本にするのではなく、自分で作り出していく部屋、そういう部屋を目指したい。
でもって、いつかアトリエも作るぞー。