あめつちや 〜骨董と日本酒と植物と〜

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せめて人間らしく その1

ちょっと昔の話です。若干不謹慎な表現もありますが、見逃してください。

 

 

2010年11月、30過ぎで上の娘を出産しました。

 

幸せなはずの赤ちゃんとの生活は、2011年3月11日の原発事故で一変。

 

さらっと書くけど、実は2011年4月から原発がある大熊町に旦那さんとわたしと娘の3人で引っ越す予定でした。

 

しかも原発から5キロ先に住む予定だったんですよ。下見をしにいった2011年2月28日が最初で最期の大熊町だったんですよ…。

 

転勤の期間は半年だったんで「半年の間にまさか原発爆発とかしないよねー」

 

なんて現地で旦那さんと話してたら地震が起きて爆発しちゃったんですよ…。

 

原発が爆発したのを知ったのは母親からのメール。テレビじゃありません。親から入ったメールは原発爆発した!逃げて!ヨウ素剤飲んで!」というメールでした。

 

ヨウ素剤?なにそれ?旦那さんに「原発爆発したからヨウ素剤飲めってメール来たけどどういうこと?」理系男子の旦那さんは即座に理解した模様…。

 

ヨウ素剤とは↓

安定ヨウ素剤は、放射能をもたないヨウ素(ヨウ化カリウム)を含む薬剤です。放射能をもつヨウ素131の摂取が予測される直前、または数時間前から直後までに服用し、あらかじめ甲状腺にヨウ素を蓄積させておくことで、ヨウ素131のほとんどを体外へ排出させます。


この安定ヨウ素剤は原子力施設が立地されている市町村に配備されています。子供に対して効果的ですが、甲状腺機能の低下やアレルギー反応などの副作用もあり、医師等の指示に従って服用することになっています。また、100ミリシーベルト以上の放射線を甲状腺が受けると見込まれない限り、服用するべきではないという意見もあります。

 

ヨウ素剤、うちの親が住む自治体は小さい町でしたが町民を守ろうという意思があり即座に若い人(40歳以下だったかな?)と子供は配って飲ませたそうです。

 

私たちが住む自治体(そこそこでかい市)はヨウ素剤のヨの字もなく、放射性物質が飛んでくる風向きも誤って情報公開していたという体たらく。水もらいに並んでた人達なんて、放射性物質吸いまくってたのでは…。

 

幸い我が家は水は地震直後にラジオを聞いていたため、「断水の可能性があるので水を確保しておくように」との放送を聞き、家の果実酒の瓶にありったけ水を入れておけました。

 

ヨウ素剤は配られず…。キー局は悲惨な状況ばかり放送して全く当てにならないのでTwitterとラジオで情報収集。

 

あと地元のテレビはかなり頑張ってました。

福島中央テレビ、この局が独断で原発が爆発したとこを放送してなかったら、きっと国は隠してたと思う。

 

ローカル局のアナウンサー、ラジオもテレビも泣きながら放送してたんですよ。キー局がよくわからない先生を呼んで原発事故の検証ばかり放映してた時、地方の情報をきちんと流してたんですよ。

 

キー局、クソだと思ったわ。

 

もともとテレビは見ないほうでしたが、ますます見なくなりました。

 

 

まあ、そんな感じで長女出産後は散々でした。

当然ですが、引っ越しは中止。

 

いまだに自分は2つの世界線の中にいるのではないかと思うことがあります。

 

1つは今ある大熊町に引っ越していないこの世界。

 

もう1つは実は原発事故前に引っ越しをしていて、事故に巻き込まれ知らない土地で避難所生活を送っていた世界。

 

もしかしたら津波に巻き込まれていたかもしれない。もしかしたら、知らない土地で避難できずに死んでたかもしれない。

 

かもしれない、かもしれない。

かもしれないで数年間脳内ぐるぐるしてました。

 

というわけで今日はちょっとヘビーな内容でした。

「その1」があるので「その2」もそのうち書こうと思います。

 

では、おやすみなさーい。

 

 

 

 

 

 

 

関係ないけど一昨日描いた落書きです↓

 

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