食洗機に木製のまな板を入れるとどうなるか
やっちゃいけないシリーズ第一弾です。
※良い子はマネをしないでください。
食洗機に木製のまな板を入れるとどうなるか…
こうなります↓
IKEAで買ったまな板です。一度間違えて食洗機に入れて、「なんだ、大丈夫じゃん!」と思って入れ続けた結果こうなりました。
このまな板は集成材を使っています。集成材というのはこんなんです↓
まな板は割れたのではなく、食洗機に入れ急激な乾燥により木材が膨張収縮し継ぎ目がずれたということです。
木材工芸を勉強していたのでこうなる事はわかっていました…。が、大丈夫そうという自己判断でやってしまいましたわ…。
で、懲りないわたしはラバーゼのまな板も食洗機で数回洗ってみました↓
ここまな板も集成材なので、やはり継ぎ目がズレます。これ以上やるとIKEAのまな板の二の舞になると思い、ここで辞めました…。これは直せないな…
で、これは食洗機に入れて思わぬ結果が出ました。オリーブのカッティングボード↓
このカッティングボード、ネットで買って届いた時にものすごく反っていました。赤い線で描いたこのくらいの反り↓
なんでこんなに曲がってるんだ〜、平じゃないから食物が全然切れない。
ネットで買って返品も面倒だし、使いづらいけどニンニクとか小さいものを切る分には問題ないと思ってそのまま使ってました。
で、うっかり食洗機へ。
そしたら、反りが見事に治りました。
ビシッ↓
そういや反った板は水につけて乾燥させで直すって習った気がします(20年前…)
白状します。このカッティングボード、1回じゃなくて数回食洗機に入れました。
でもこのカッティングボードは1枚板なんで食洗機かけてもそこまでダメージは受けませんでした。ちょっとヒビが入った感じになったけど。
これ以上食洗機に入れるとバキバキにヒビが入りそうだったので、もう入れてません。とにかく曲がったまな板が平らになってよかったです。
それにしても、わたしは「やるな」と言われてることをやってしまう…。これはもう治らないみたいです。
仕事でも、やってはいけない事を率先してやり、失敗だらけで師匠を呆れさせていました。が、そこから新しい技法が生まれた事もあり、途中からは何も言われなくなりました(爆)
やりたいと思う好奇心は大事だと思います(しみじみ…)それを許してくれる環境も大事ですね…。
なので、こどもにも「とりあえずやってみよう」と言ってやらせています。失敗してもいいからやらせてみる。失敗してダメだったら、何が駄目だったのかを考える。
その繰り返しなんだなあと思う。
知り合いの塗り師さんは、自分が塗った漆のお碗の耐久性を調べるためガンガン電子レンジにかけてました。すんごい有名な作家さんの塗り腕とかもレンジにかけてた…(1客数万円の…)これはわたしはマネできない。
でも食洗機にまな板を入れるのはオススメしませんよー。
あくまで自己判断の世界です。